ど真ん中の提案をする。
ブルズアイというのは、ダーツの的の、真ん中のことである。ど真ん中、ドンピシャ。世の中にも、時代にも、ちょうど当たる仕事をしよう。そう思って付けた名前だ。2004年に飲食の店から始めて、2020年からは不動産も手がけている。
不動産の相談だというのに、家の話はなかなか出てこない。
相続のことで、と切り出した方が、そのうちお子さんの話をし、亡くなったお父さんの話をし、お正月にはこの家に親戚がみんな集まったものだ、という話をする。私たちは、それを黙って聞いている。聞いているうちに、ご本人も気づいていなかった本音が、ぽろりと出てくることがある。
売りたかったわけではない。本当は、どう残せばいいのかが分からなかっただけだった、というふうに。
家や土地は、売れば数字になる。けれど、角を曲がると見えてくる屋根や、柱に残った背比べの傷は、数字にならない。
何を残して、何を手放すか。答えはたいてい、損得より先に、そういうところに転がっている。
それだけに、合う、合わない、ということを、私たちはしつこく考える。服を仕立てるときに寸法を測るのと同じで、大きすぎても小さすぎても、着ているうちに具合が悪くなる。家も同じである。背伸びをして買った家に住んでいると、そのうち暮らしのほうが痩せてくる。自分なら買わないものを、人に勧める気にはなれない。そういうときは、いまは買わないほうがいいですよ、と言うこともある。
不動産業としては、あまり商売上手ではない。
そのかわり、先のことはよく考える。私たちが考える時間は、たいてい十年後、二十年後である。今の持ち主がいなくなった日に、残された家族が困らないよう、手放し方まで最初に考えておく。
そうやって先から考えた答えが、当たっていたかどうか。ダーツなら、投げればすぐに分かる。私たちの仕事は、そうはいかない。十年たち、二十年たって、その家族がその家で機嫌よく暮らしているのを見て、ようやく、ああ当たっていた、と分かる。
それに、答え合わせは一度では済まない。暮らしが変われば、答えもまた変わる。それで、建てたあとも、貸したあとも、代が替わっても、同じ家族の相談相手をしている。
いつか手放す日が来ても、慌てなくていい。その日のことは、最初に一緒に考えてある。
ど真ん中の提案をする、というのは、そういうことだと思っている。
Shops
- 社名
- 有限会社ブルズアイ
- 所在地
- 東京都杉並区下高井戸2丁目5番1号 2階
- 設立
- 2004年3月24日
- 資本金
- 3,000,000円
- 代表者
- 代表取締役 星指 和幸代表取締役 星指 由理
- 登録
- 宅地建物取引業 東京都知事免許(2)第104756号
- 事業内容
- 相続・事業承継のコンサルティング不動産の有効活用・資産分析賃貸用不動産・商業施設・住宅等の総合プロデュース賃貸用不動産・商業施設・住宅等のリフォーム、リノベーションプランニング不動産の賃貸、売買、仲介業務不動産の管理賃貸用不動産・商業施設・住宅等の総合管理及び運営コンサルティングレストランの経営経営コンサルティング書画、美術工芸品の売買前述に附帯関連する一切の事業
- 取引銀行
- 三菱UFJ銀行 本店三井住友銀行 渋谷駅前支店城南信用金庫 用賀支店




